私の愛する貴方



ご飯も食べ終わり、お城の案内をしてもらっていると前から、豪華な服を着た女の人が歩いてきた




「セイラ様。おはようございます」



マリーがお辞儀をしていると言うことは、偉い人なんだろう



「えぇ、ところでこの子が、例の子?」




「そうでございます。では、哀歌様にお城のご案内をしている途中なので失礼します」




マリーは何を急いでいるのか分からないが、すごいスピードで挨拶をして私と一緒に急ぎ足でその場を後にした



その後ろ姿をセイラ様が見ていたなんて私は知る由もなかった





< 19 / 22 >

この作品をシェア

pagetop