私の愛する貴方



私が、泣きながら目が覚める前に怒ったことをこの男の人に包み隠さず話した


「お前は、多分事故にあって何らかの理由で日本と言う国からここシンバリー王国に飛ばされたのかも知れないな。でも、心配は要らない。必ずお前が戻れる方法を探してやる。ところで、お前の名前は何と言う?」






「私は本城哀歌です」





「そうか。俺は、この国を治めているシック・レン・シンバリーだ」





この国を治めている?




「え・・・王なの?」





「そうだ」



「じゃあ、敬語で話さなきゃ」





私が心の中でしゃべっていると思っていたことは口に出ていたみたいで




「敬語でなくていい。シックと呼んでくれ。お前の事は哀歌でいいか?」






「はい。じゃなくて、うん」




「では、哀歌お前が元の世界に戻れるまでここにいるといい。今から哀歌の世話をしてもらう侍女を呼ぶな」




そういってシックは、部屋についている電話みたいなので電話をしていた










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