君に星の数だけ愛を

「今日は転入生を紹介する。星野 和樹君だ。」

先生の合図とともに1人の男の子が入ってきた。
「和樹です。よろしく…」

うわゎ…和樹と名乗った男の子は凄く整った顔立ちだった。

髪の毛は少し茶髪で太陽に反射したその髪はとても綺麗に輝いていた。

休み時間になり、美優が私の席にきた。

「奈柚、あんた星野君に見とれてたでしょ。」

「見とれてないもん!ただ少し格好いいかな…って」

そう言った時後ろから感じる視線。

「「あ……」」

私と美優の声が重なった。
その訳は私の後ろに丁度和樹君がいたからだ。

和樹君はくすっと笑い立ち去った。

「どうしよ!美優!好きだって勘違いされちゃうよ」

「まぁ…ドンマイ奈柚。」

あせる私に冷たい言葉を投げかける美優。
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