君に星の数だけ愛を
「委員長ちょっと長引いちゃったなぁ…」
外を見るともうすでに真っ暗だった。
「怖っ!早く帰ろう」
鞄を持って立ち去ろうとしたとき…
「何1人で喋ってんの?恥ずかしいやつ」
出た!!星野和樹…
「別に!ではさようなら」
「待て。俺も行く。」
はぁぁぁぁ?
こうして私は和樹君と帰る事になった。
「あの…私ここ曲がるからバイバイ和樹君」
「家まで送ってく。」
え?
「いいよ!悪いから。」
「気にすんな俺が送ってきたいだけ」
「あ…ありがとう」
お礼を言うと和樹君はうっすら笑った。
…いい人なのかも。