僕らの約束


「あっこ〜。帰ろ〜。」

奏多だ。

「今日、僕ん家で勉強しない?」

「え〜。めんどい〜。」

「グスッ…。そん…な…こと…言わないでよぉ…。」

また泣きそうだ。

仕方ないので、

「嘘だから!いくいく。」

「ホント!?やったぁ。」

本当に私は、奏多に弱いと思う。

そう思いながら、帰り道を二人で歩いた。









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