君の後悔から



「ふぅー。」


ガチャン

波留くんと駐輪所まで自転車をおくと波留くんは校門で待ち伏せをしていた先輩方に囲まれた

「桐谷くん!おはよぉ〜今日も鹿内さんと登校?」


ブリブリの先輩の1人が私に軽く視線を送りながら 波留くんに話しかけていた

ちなみに鹿内ってのは私の名字だ

波留くんはその人に話し掛けられても無言だったのでかわりに私が


「私たち家が近いからさ、波留くんがわざわざ送ってくれるんだよ」


その私の言葉を聞いて先輩方は

「んじゃ、いっつも学校までは幼馴染みさんと来てるんだから、教室までは一緒に行こっ!!」


と波留くんに提案してきたのだ

私は先輩方の威圧感が怖くて波留くんの答えを聞かずに

「んじゃ、波留くんまたね」

「お、おいっ」

そそくさと教室まで小走りで向かった



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