君の後悔から
「また桐谷…まわりもあきないもんだね」
とやれやれといった感じで絵美里ちゃんは言う
「あ、一応言っておくけど誕生日プレゼント、桐谷とか無しだかんね」
「っは!?なんで波留くんが今出てくるの!?」
私はいきなり波留くんの名前が出てきたのでビックリして絵美里ちゃんを見た
「だって、今桐谷のコト物欲しそうに見てたじゃん?」
と絵美里ちゃんは不敵な笑いを見せながら言う
「そ、それは……。」
「ま、アタシはそろそろ席につくから昼休みまでに誕生日プレゼント、考えておきなさいよ」
と言って、絵美里ちゃんは颯爽と自分の席へと戻っていった