君の後悔から
午後の授業は眠い目をなんども擦りながら、
なんとか乗りきった
そして放課後
たしか放課後も一緒に帰ってたことを思い出し、
波留くんの教室に向かった
ドアの入り口付近で教室をキョロキョロしていると
そんな私に気づいてくれたのか、波留くんは自分の席からニッコリと微笑んで手を振ってくれた
昔のこの当時の私は波留くんを好きだと自覚してなかったから
きっと波留くんのこの笑顔になんとも思ってなかったのだと考えてみると
なんて自分はもったいないことをしていたんだと改めて感じていると
目の前が急に暗くなった