君の後悔から



波留くんは自分の額と私の額の温度差を計るような仕草をして


「…熱は無いみたいだな……。」


「当たり前じゃん!元はといえば波留くんが……」


といいかけたところで私は口ごもった


すると波留くんが


「俺がなに…?」

とまっすぐとした目で聞いてきたので


「それは…、あ!そうそう波留くん今日一緒に帰れる?」


まさか 波留くんにドキドキして赤くなったとは言えるわけがないので
私は話を変えた



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