君の後悔から




廊下に取り残された私は
俯きながら涙をこらえていた



結局ウチって波留くんのなかで
なんの影響も及ぼせないちっぽけな存在なんだ


なんだ昔も今もアタシは何やってもかわらないんだ



ただの幼馴染みなんだ


そんなの分かってたのに



溢れる涙をこらえながら
私はトボトボと昇降口に向かった




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