君の後悔から
「そーいや、鹿内さん金曜日誕生日だよね」
門を出たぐらいで小林くんが不意に言ってきた
「あー、そーなんだよね。おかげさまでアタシももう15なんでねーおばさんだなぁ」
「ふふっ15なんてまだわかいからー」
小林くんは笑った
「鹿内さんの記念すべき15歳の日には僕もなにかプレゼント用意しとくよ」
「えっ!!いいよ悪いし」
「いいの、僕がしたいだけだし」
「それに鹿内さん元気ないみたいだし…」
「えっ?」
「目、見たら分かるよ。泣いたんたんでしょ?」
私は図星をつかれて黙ってしまった
「何があったかは、聞かないけど明日は鹿内さんが喜んでくれるようなプレゼント持って来るから楽しみにしててね」
半ば勢いでうんと言ったけど小林くんには悪いなぁと思いながら歩いているといつの間にか、家の前になっていたので
小林くんにお礼を言って家に入った