君の後悔から




すると

「なに言ってんだよ。毎年お前の誕生日プレゼント忘れたことないだろ?」



と言いながら
波留くんは私から離れて
ポケットから可愛らしい
髪飾りを出して私に差し出した



「お前に似合うの買ってきた。ほら、やるよ」



私はビックリしながらも
涙目で波留くんから髪飾りを貰った


「波留くん!!ありがとう!!」


私は嬉しくて思わず笑顔でお礼を言うと


波留くんは
急にそっぽを向いてしまった



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