君の後悔から




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私は暗闇の中で静かにうずくまっていた



すると不意に小さい頃の波留くんが現れた



「はづき、波留くんとの久しぶりの高校生活はどうだった?」



私はなぜ小さい頃の波留くんが居るのか、訳が分からなかったが、


「すごく、すごく幸せだった。」



「そっか」


とチビ波留くんはニッコリと笑うと


「んじゃ、もう悔いはないよね?」


「え…?」



「夢にも限界があるからね。そろそろ帰らないと」



私は夢なんだから覚めるときが来る、現実で生きていかなければならないんだと自分に言い聞かせた


でも………。



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