君の後悔から
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「あんたなにその防寒着にでこの冷えピタ…
風邪でも引いたの?」
絵美里ちゃんが教室に入ってきて私を見るなり言ってきた
「いやー…これは話すと長くなるので……。」
そう、私はあの後母に無言で熱を測られ、
当たり前のように熱はなかったのだけど、
母が心配だからとこうなってしまったのである
「風邪じゃなさそうだし、私は席に戻るわ」
と、バカなんて相手にしてられないというような冷たい目で
私を見てから絵美里ちゃんは戻っていった
「え、絵美里ちゃんー
この いたいげな葉月ちゃんを一人にするのー?」
と訴えたが絵美里ちゃんは聞こえているのか聞こえていないのか、
すでに席で本を読んでいた
なにこの絵美里ちゃんとの会話のデジャヴ感………。