君の後悔から
しばらく歩くと人の居ないところに着いた
すると波留くんが
「ふー、助かった。」
と疲れたように石段の上に座った
「波留くん最後の最後まで大変だね」
私は笑って言う
「はあー。俺は1人の人に好かれればそれでいいのになあ」
その瞬間私はドキッとした
「それって好きな人にってコト?」
思いきってきいてみると
波留くんは優しい笑顔になって
「そーいうこと」
と言った
私は波留くんの笑顔にドキドキしながらも
「その人って…」
誰?って聞こうとしたとき
「あ!!波留先輩こんなところにいた!!」