君の後悔から




告白するとしたら裏庭だと勝手に考えていたため取り合えず向かってみると




運が良いのか分からないが波留くんとさっきの女の子が居た




私はすぐさまバレないように校舎の影に隠れた




2人は私の居る場所から少し離れたところで話しているので本当に少ししか会話が聞こえない




思いきってもう少し近くにと近寄ると




「………好きなんだ。」



波留くんの声がした……




その後女の子が何かを言って波留くんを見上げると



波留くんはその子のコトを抱き締めていた




私はその光景を他人事のように呆然と見ていた




そして暫くしてから気の抜けた体を動かすようにバッグを取り、その場から離れた





< 89 / 101 >

この作品をシェア

pagetop