甘々注意報





俺、何言ってんだ!?





乃愛と付き合うようになって俺がどれだけ嫉妬深くて独占欲が強いかがわかった…



好きだからこそ嫉妬する…


けど俺の場合、嫉妬して乃愛を傷つけてる…




乃愛は瞳に涙をたくさん溜めて俺を見てきた



普通の男なら言い過ぎたとか言って慰めんだろうけど…


俺は素直にそんなこと言えなくて…





「なんとか言えよ!!」



また怒鳴っちまった…





乃愛の瞳から涙が零れた




「…ヒック…ヒック…」



乃愛を泣かせてしまった



俺はどうしたらいいのかわからなくてうろたえる…



オロオロとしてた俺に乃愛のか細い声が聞こえた


「…ヒック…私って…さき…と…の何?」




「何って…彼女だろ」



その質問には驚いたけど俺は出来るだけ優しく答える



「…」



答えたのに乃愛は無言のまま…



「…乃愛?」

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