甘々注意報


「咲斗、知り合いか?」



「あぁ…」



なんでよりによってこの高校なんだよ!!



なんでこんな奴にまた会わなきゃならないんだよ!!





最悪…

三週間、学校休むかな…
けど、乃愛には会いたいな





「もしかして、“あの”元カノ?」



「あぁ…」



もう、二度会うつもりなんてなかった…



あいつに裏切られて女なんかもういいって思った…




だから俺は女を利用しては捨ててきた


必要な時だけ呼んでいらなくなったら捨てる



そんな俺を見て純はどう思ったかは知らない。

けど、乃愛を連れて来てどうって聞いてきた。



俺はまた遊んで捨てるつもりだった


女が泣こうが傷付こうが知ったこっちゃないそんな考え…


乃愛は俺がしてきたことを知らない

そのくせ俺に偉そうなこと言ってきたんだ


『咲斗君に何があったかは私は知らない、けどまた咲斗君が女の子を信じれるように私がしてあげる。私は咲斗君を裏切らないよ!!』


ぜってぇ告白っぽいのに本人は違う意味だったらしい、友達としてなんだってさ…



乃愛は知らなくていい。

てゆーか、知られたくない…


きっと乃愛は離れていく





女は乃愛しか信じられない





俺はそれでいい


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