甘々注意報
咲斗…!?
「てめぇ、俺の女に触ってんじゃねぇよ!!」
「す、すいませんでした…!!」
男の子は逃げていった
来てくれたんだ…
でも、なんで?
たまたま通り掛かっただけかな?
それでも嬉しいよ…
ペタン
私はその場に座り込んでいた
安心したら力が抜けちゃった…
「乃愛!?大丈夫か!?」
「ごめん、大丈夫…だけど力抜けちゃった」
「佐上はきたのに乃愛なかなか教室にこねぇから探してたんだ。そしたら変なのに絡まれてるし…何もされてねぇんだな?」
私のこと探してくれてたんだ…
「うん、手は掴まれたけど…」
「あいつ、次乃愛になんかしたらただじゃおかねぇ……乃愛、顔色よくねぇけどほんとに大丈夫か?」
「大丈夫だって」
男の子が苦手なんて咲斗は知らないからね
慣れてる男の子なら大丈夫なんだけど…
さっきの人は全然知らない人だった…
怖かった…
やっぱりこのこと咲斗に言った方がいいのかな…
「乃愛…?」
「ふぇ?」
「なんか無理してねぇ?」
「何…が?」
「なんか俺に隠してることとかない?」
「な、ないよ…」