甘々注意報





「舜ちゃん、私もう大丈夫だから…」



乃愛の声は震えてた…



「でも…」



まだ引き下がろうとしない藤森



「ほんとに大丈夫だから」




強がって笑顔を見せる乃愛…


大丈夫って顔してねぇじゃねぇか…





悲しげな顔…



そんな顔にさせてんのは俺なんだよな…?



「乃愛がそう言うなら…」



「舜ちゃん…ありがと…あと、ごめんね…」



「乃愛…お前の気持ちわかったよ…フラれんのはわかってたしな…それと、そんな奴やめて俺にしたっていいからな?」



「てめぇ…」


俺がいない時にこいつは乃愛にコクったんだな…


乃愛は藤森のことを振った…



「舜ちゃんはこれからもお兄ちゃんだよ…」



好きな奴にそんなこと言われたらかなりキツイと思う


乃愛はわかってやってるのか?





「キツイこと言うな…お前らちゃんと話し合えよ?」



んなこと言われなくてもわかってるし


言い訳に聞こえるかもしんねぇ…それでも誤解だけはされたくない



「うん…」
「てめぇに言われなくてもわかってるし」



「じゃあ邪魔物は消えますか…乃愛じゃあな」



「…うん、バイバイ…」



もしかしたらキツイこと言ったのは乃愛の優しさかもしれねぇな…


藤森が次に進めるように…





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