九我刑事の事件ノート【殺意のホテル】
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美容外科医、双葉南が遺体となって発見された。
第一発見者は八部大翔。
プールの掃除をしに午前7時に屋内プールへ行くと、風もないのに波をつくっていた水面の底に、無残にも双葉が沈んでいたという。
駆け付けたオーナー、宍戸 永楽(シシド エイラク)と八部が二人彼女を引き上げたが、すでに絶命。
宍戸が警察を呼び、八部はすぐに刑事である九我彼方を呼んだ。
まもなくホテルにいたほぼ全員が騒ぎをききつけてプールへ集まった。
彼方は、ひとまず全員に食堂で待機するよう告げた。
そしてフリーライターの三枝満が持っていたカメラで、一通り現場の状態を撮影したのである。