オフィスラブ〜‘えす’課長の秘密〜
分かってる。
あれは朋くんの本音じゃないって事くらい私は分かっている。
けど、ね?
「どうしようかな」
「つぐぅ…」
瞳をうるうるさせる朋くんが大大大好きだから言ってしまうの。
今だってキュンキュンしてる。
朋くんが私の腕を掴んで…
「ねぇ、嫌いになった…?」
って、悲しそうに呟くともっともっとキュンキュンする。
「いいよ」
「本当に!?」
「だから、ご飯食べよう?」
でもやっぱり笑顔の朋くんが大好き。
朋くんの方が年上なのに幼く見えて、なんていうか子供みたいで可愛い。
「皺になるからスーツは脱いでね」
「脱がしてくれないの?」