memory of heart

他のみんなは団体で教えているみたいだった。
でももうはじめたことだしいいかと思いながらカメラを組み立てていく。

「組み方は他の人から教えてもらって。私説明するの苦手だから…撮り方も説明できないと思うし」

「じゃあ今日はなつはさんのことを見てます」

そう言う真の顔は優しい顔をしていた。
その優しい笑顔が懐かしく思える
なぜだか急に心臓が鳴り出した

なんなの…コイツは…
私のことを見透かしている気がする

「言う言葉がやらしいよ真君」

「は…晴香さん！？」

真があわてて振り向くと晴香がにやにやしながら立っていた。

「やっぱり晴香もそう思う？」

「なつはさんまで!?」

慌てふためいている真とは反対に晴香はにやにやと笑っていた