memory of heart
「晴香…にやにやしすぎ」

「えーだってようやくなつはに春が戻ってきたかと思うと…」

「うるさい。三脚持ってきてくれたんでしょ?」

「そうそう」

晴香から三脚を受け取るとカメラを取り付けた

「晴香さん春が戻ってきたって?」

「あ、それは…」

「晴香、本当今日は余計なこと言ってると思うけど」

三脚にカメラを取りつけながらあきれたように言った。

「ご、ごめんなさ〜い」

晴香は笑いながら団体の所へ戻って行った。

やれやれやっと嵐が通り過ぎたみたいだ。アイツが聞いてくる前に写真を撮りはじめたい。

なつははカメラを三脚につける終わるとシャッターを押した。
< 19 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop