アダルトチルドレン
接食障害
誠に会う、会わない関係なくあたしは、ただ…痩せる事だけに集中した…

カロリーの記載がないものなんて食べれない…

薬局で20カロリーくらいのお粥や蒟蒻ラーメンみたいなのを沢山買い込んでどんどん自分を追い込んだ…

毎日何回も体重計にのり、たった1ヵ月で10キロは軽く落とした…


もともと、太ってた方ではないが、痩せる事だけに集中した…

体重が増えるのが怖くて水すら飲めなかった…

母親は、食べない杏里に怒りちらしていた…

顔は蒼白く、いつも体は冷えていて血が通っていないような…

余りに急に痩せすぎて、近所の人間も杏里を覗くように見ていた…

変なもんでも使ってるんじゃないかというような目で…。

あまりにも杏里が、その生活を辞めないので母親は杏里の知らないところで、沢山調べ、たどり着いた病気、摂食障害だという事に気付き、有名な病院を探してくれていた…

だけど、杏里は行く気がしなかった…

それを病気として自分自身が受け止めてなかったからだ…

どんどん痩せて、胸もなくなり、頬もこけて、女としての魅力なんて何もなくなっていた…

その頃から、誠から連絡がきても、今の自分に会う余裕なんてなくて、連絡をとらなくなっていた…

恋愛依存から食べ物に執着する事に変わったのだ…

たった1人の男がかけた、「太った?」の一言で…

人間ってこわいね…
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