アダルトチルドレン
だから、そういう物事に依存しやすい自分を持っている自分に気付けたのだから、自覚をして生活しなくちゃいけない…

AC(アダルトチルドレン)の杏里は、どうしても、すべき事に白か黒をつけないと気がすまなかった…。

だけど、灰色の時もあっていいんだよ…

そう病院に通院してるうちに思えるようになったし、思うようにしていた…。

友達の誘いを断るのも苦手だった…呑みたくもない気分の時でも、飲み会に参加して、結局具合を悪くしたり…

ほんと、何から何まで、
「めんどくさい生き方してたな-」杏里は思った…

だけど人って、わかっていても忘れてしまう生き物なんだよね…。

歯の痛みの様に、一度痛みが良くなったら、ダラダラと通院をさぼったり。

それと一緒で、杏里は摂食障害の拒食が収まってきたら病院に通うのを、サボるようになり、結局行かなくなった…


全ての心の膿を吐きだしきれてない状態で、病院に行くのを辞めてしまったんだ。

人間って単純だよね…

「治ったから良いや-」
みたいな感覚で…。


根本的な蓄積されたものが治ったわけではないのに…

結局、また杏里は依存出来る物があれば、それに依存していくんだろう…

きっと、皆何かには依存して生きているけれど、先生が言ってた言葉は、
「良いものに依存しなさい…」って散々言われたのに…

やっぱり杏里は刺激を求めてしまうんだよな-。

ありのままの私は少々ワガママなんだな…


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