兄と私と弟と。







そう言うと

真の瞳が変わった気がした。









「今日は帰さない」






「え、なんで!!」






逆らう私を

真は押し倒す。






「きゃっ‥‥真!!??」





「俺が満足するまで、帰さねぇから」






満足の意味が分からない



分からないけど





分かる






真は私の両腕を掴むと


強引なキスをした。








「ぁ、ゃ‥‥」








もがいてももがいても

離してくれない



その代わりに


激しくなるキス




私の頭は

真っ白で






「んぁ‥はぁ」







呼吸さえも

出来ない。













< 104 / 312 >

この作品をシェア

pagetop