兄と私と弟と。









え、春美ちゃん?






「ゴメンね、‥湯川さん」







胸元の名札を見て

そう言った兄



春美ちゃんは少しハニカみながら、階段を上がっていった。





兄は それを見送ると




すぐに私の腕を掴み



どこかに連れて行く







「お、お兄ちゃん!!!!」








連れて行かれた先は、‥












「お兄ちゃん、ココ‥」










‥‥視聴覚室



















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