兄と私と弟と。
「あ、零音じゃん。
‥‥‥おかえり」
タイミングが悪いのか良いのか‥‥‥
2階から下りてきた弟
「きゃぁ!!格好いい」
「やばぁーい!」
ひそひそと言う
私の
オトモダチ
「‥‥‥ただいま」
自分勝手な私は
弟に少しだけ
やきもちを妬いてしまう。
「‥‥なぁ零音、今日の――‥‥「あの!」」
楓斗が喋ろうとしたとき
オトモダチの1人
8人の中でダントツで可愛い 由奈が口を開いた。
「‥‥なに」
周りは一瞬にして静かになっていた。
「今日、デートしてください」