兄と私と弟と。
数分してから部屋から出てきた楓斗に目が釘付けになった。
かっこいい‥///
「おまたせ」
「う、うん//」
やだ、まともに顔が見れない‥。
「どーした?」
「わわっ!」
ひょっと顔を覗く楓斗
ばかっ!
小悪魔だっ!!
「い、行こ!」
玄関のドアを開けると、外は想像以上に暑い。
うるさく鳴くセミの声
太陽が照り返すアスファルトの匂い
無駄に多い湿気
「暑〜〜‥‥」
思わず口に出てしまう
「ヤバいなww」
うぅ‥しんど‥‥
「んま、行こーぜ」
パッと取られた手。
絡まり付く指
「ぁ‥‥!!」
すごくドキドキした
楓斗の手‥おっきい
昔は小さかったのに‥‥
キュッと握りかえす。
そのときまた思ったんだ
私にはキミしかいないって