兄と私と弟と。
「はぁー疲れちゃった」
「俺も‥人多すぎだろw」
「だねぇ」
開いていたソファに座る
あの店を出てから結構買っちゃったなぁ‥
「楓斗はなにも買わないの?」
「ん‥俺はいいや」
不思議
楓斗が服を買ってるの
あんまり見たこと無いかも
あ、ちがうか‥‥
それだけ私と楓斗が一緒にいる時間が
短かったんだよね‥。
「あ、」
楓斗はなにかを思い出したように私の方をむき直した。
「零音が選んでよ」
「‥‥えっ!?」
私が!?
「零音が選んだヤツなら欲しいかも」
な、にそれ‥
「もぅ…そーいうこと簡単に言わないのっ!」
楓斗はタラシだっ!!
すぐにサラッと照れるような台詞言うんだもん‥