兄と私と弟と。







「おい楓斗!下りてこい」




お兄ちゃんが楓斗を呼んだ。


しばらくしてから楓斗はノロノロと階段を下りてきた。






「母さん、父さん…おかえり」




両親は蔓延の笑みで楓斗のところを駆け寄る。




ドコの女子高生だよ

なんて言えるはずもなく、私はただ何事もなかったかのように自分の部屋に戻った。







「はぁ、つかれる」





ベットに倒れ込むと、布団を頭から被った。














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