兄と私と弟と。









それから私たちはスーパーで買い物を済ませると、次に頼まれていた物を買いにホームセンターに向かった。





その間もずっと


ずっとずっと





手が離れることは無かった。













「ふぅ、やっと終わった」




「だねぇ」




ふと来た河川敷。




真夏の太陽が


だんだんと水平線に消えようとしていた。





「きれ――‥‥」




川の水がキラキラしてて、青とオレンジが混ざった空。



今日も1日が終わるんだ





「だな‥‥」





まだ繋いでた手の力が強くなった。




と思うと、



チュッと音をたてて頬に触れる温かい唇。




「!!!!?????」




お兄ちゃんっ!!!!!!





「ばか、ビビりすぎ」




「だ、だだっ!!!!」




「はいはいww」














< 222 / 312 >

この作品をシェア

pagetop