兄と私と弟と。
それから私たちはスーパーで買い物を済ませると、次に頼まれていた物を買いにホームセンターに向かった。
その間もずっと
ずっとずっと
手が離れることは無かった。
「ふぅ、やっと終わった」
「だねぇ」
ふと来た河川敷。
真夏の太陽が
だんだんと水平線に消えようとしていた。
「きれ――‥‥」
川の水がキラキラしてて、青とオレンジが混ざった空。
今日も1日が終わるんだ
「だな‥‥」
まだ繋いでた手の力が強くなった。
と思うと、
チュッと音をたてて頬に触れる温かい唇。
「!!!!?????」
お兄ちゃんっ!!!!!!
「ばか、ビビりすぎ」
「だ、だだっ!!!!」
「はいはいww」