兄と私と弟と。

迷子ノ夜






携帯を見ると

時刻は7時をまわっていた。




お金はあるの

だけど

学校を出てから今まで

ずっと公園に居た。




お腹も空いたし

日が暮れかけてる。




『ちゃんとご飯食べてる?』





楓斗の優しい言葉が

頭でリピートされていた。













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