昼の海

唇のなかに異変を感じた。



すぐに私はそれを吐き出した。紫のウジ虫がうごめいていた。


「ちょっとあんた、なにしてんのよ!」



私は声のする方に振り向いた。





「死ね!」



そういったのは見覚えのある女だった。



彼女の名前は竹ノ下サグラだファミリア。

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