昼の海

「先輩っ、それ、俺が運びましょうか?」


そう言ったクウガ君の目はきらきらしていた。
(顔は錆びていた)


でも、先輩はそっけなく無視してどこかへと行ってしまった。



部活に復帰してからまだ2週間くらいしかたってないのに


頑張るクウガ君の姿を見て


私の胸は高まった



「クウガって、学校さぼって家でゲームばっかりしてたらしいよ」


そんな声が聞こえた。




違う!

クウガ君は休んだのにはもっとちゃんとした理由がある!



部活に顔を出さなかった半年間、クウガ君は…
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