それぞれの一週間【完】
社会人、男子会議
―――とある日の午後
(結城・翔太・波瑠)
波「あれー、翔太と結城じゃん。」
翔「おー。」
結「久しぶり。」
昼飯の買い出しに出ていた俺(こと波瑠)は、弁当屋を出たところでばったり高校の友人に再会。
前会ったのは、多分3ヶ月前の同窓会だったか。
久方振りに会う友人二人に弁当の袋を指に引っかけるようにして持ち近寄る。
波「何してんの?」
翔「さっきそこで偶然会ったから、飯でも食いに行こうって。」
波「えー、ずりー。」
結「お前弁当持ってんじゃん。」
持ってるけどネ、俺だって友人と久しぶりに語りてえよ、なんて。
まあ、相変わらずに結城は冷静沈着だし翔太は優男な面してる。変わりなさそうで何よりだ。
翔「今日も夜までか?」
波「ん?ああ、そうだけど。」
結「美容師も大変だな。俺も妹の旦那の幼なじみが美容師らしいけど。」
波「なんか、複雑だね。」