それぞれの一週間【完】
「そうだよな。」
直哉は小さく溜め息と共にその言葉を吐き出す。
それにチクリと胸が痛む。叫び声をあげる。
どうしよう、どうしよう。直哉を傷つけた。呆れられた。
直哉に…フラレル?
信じてないって思われる?うざい?面倒くさい?こんな泣き虫、だるいかな…?
「舞花には言わないと分かんないよなあ。」
「…?」
「寝に来てるとか、有り得ないから。確かに寝やすいけど、お前の匂いするし。」
「っ…!」
「すげえ、安心する。それは舞花だからだし俺はお前に愛想尽かすとかまずないから、安心しろよ。」
…なんて、サプライズ的なお言葉なんだろうか。そして、なんと自身満々?