boyshな女の子
『お前が勝ったら、……今度別の日に俺が奢ってやる!!』
真剣な眼……だが、
『めんどいものはめんどい』
『男と男の勝負を!!(泣)………そうか、お前俺に負けるのが怖いんだな?』
さっきまで泣きながら懇願していたくせに、急にニヤニヤしながらあり得ない事を言い出した。
『いや、矢川男じゃないし』
近くにいた茂木がツッコムが華鈴の耳には届かない。
『俺が負ける……だと?そこまで言うんだったら賭け、してやるよ』
『よっしゃ!決まりだな!!今更やめんなよ!?』
『望むところだ、男に二言は無い』
『だから…矢川男じゃないってば』
茂木はもう一度言うが2人とも聞いちゃいないと分かると、やれやれと頭を降る。
かくして闘いの火蓋は切って落とされた。