boyshな女の子
「今のどこがツボに入るんだよ?」
「“どこ”以前の問題だ!!」
そんなに大声出さなくても………。
くわっ、と口を開けた水城は笑いを堪えてるのか?
顔が歪んでる。
「まず、自分が倒れたことより保健室かよ!?」
「だって珍しかったし」
「…………………も、ムリ」
そうつぶやいた瞬間また爆笑し始めた。
「なぜ、そこでまた笑う?」
「いや…保健室に行ったことがない人間に初めて出会ったからさ……。 健康ってすばらしいことだよな」
「それは褒めてるのか? けなしてるのか?」