boyshな女の子




数秒の静寂。


今、保健室の中を渦巻いているのは俺の殺気のみ。




「なぁ…さっきまでのバカ笑いはどこ行ったんだ………?」


「俺笑ってねぇし」




しれっとした様子で嘯く水城にムカッとする。




何故なんだろう。


こいつが笑うとものすごく馬鹿にされたような気になる。




そんな風に思った時、頭が少し痛んだ。




「………はぁ…」




少し騒いだせいか、また微かな頭痛が戻ってきたらしい。






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