boyshな女の子
「……寝る」
未だに笑ってる水城に向かってそう告げると布団をかぶった。
それが水城にとっては、俺がむくれたように見えたらしく急にごめんと謝ってきた。
こういう気遣いができるところとか、とてもいいのに………。
そう思って、慌ててその思考をかき消す。
(何を考えて、俺は恋する乙女みたいなことを…!?)
布団の中で恥ずかしすぎて悶える。
布団をかぶってて本当に良かった。
俺の顔が今大変なことになってるぐらい自分でも分かるから。
そんな顔を水城に見られるとか超屈辱。
いろんな意味で死にたくなるわ。