boyshな女の子




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あれよあれよ、と時は過ぎ……気が付けば旅行当日となっていた。




「全員いるよな?」




隼人の確認にみんないまーす!とテンション高く答える。




そんな俺たちは新幹線の中にいた。




車両一個分貸し切りらしく、みんな思い思いの場所に座っていた。




俺は当然凪の隣。




一応引率としてきている担任はもうすでに寝ている。


アイマスクも装備していて、準備万端と言ったところだ。


仕事は全部隼人に任せているらしい。


なんて適当な……。




まぁ、こっちの方が先生というめんどくさい存在にされなくていいから隼人もなにも言わない。


むしろ嬉々としてやっているようにも見える。





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