boyshな女の子
「ていうか、隼人くんと輝くんが弱すぎるんでしょ。 私かなり弱いのに」
「「十分強かったから」」
いやいやいやと首を振る2人は結構必死だ。
「あたし弱いよ! ね~、華鈴?」
「確かに俺達の兄弟ん中じゃ一番弱いかな……」
「お前の兄弟どんだけトランプとか強いんだよっ!?」
俺の兄弟の強さ?
………………うーん。
「カジノでイカサマじゃないかと疑われるレベル?」
「「どんなレベル!?」」
てかそんなのどーでもよくね?
「まぁ、その話は置いといて、輝は3人分×3奢れよ?」
「へーい…………(罰ゲームなんか作んなきゃよかった)」
ボソッと後悔の言葉を言いながら輝は財布を確認している。
そしてガクッと肩を落とした。