boyshな女の子




━━━━━・・・・・





新幹線を降りて送迎バスに揺られること一時間。




そしてようやく俺たちは、






「「「「着いたーーーーっっ!!!!」」」」




旅館に到着した。




「騒ぐのはとりあえず部屋に入ってからにしろ~」




キャッキャッと盛り上がる女子に声をかけながら最初に隼人がバスを降りる。


その声を合図に皆ゾロゾロと旅館の中に入って行く。




俺も降りようと立ち上がった時、凪がフラついたのが視界の隅に映った。


俺は慌てて凪の身体を受け止める。


「あ…ありがと」


「まったく、驚かせんなよ……」


「えへへ。     バッグが重くてよろけちゃって」




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