boyshな女の子




ふと顔をあげて前を見ると海が光を反射して俺の顔に光が当たる。




「とりあえず下に行かね?」




眩しい光を見ていたら、いつまでも海の目の前で話しているのが馬鹿らしくなってきた。




「……賛成」




水城も同じことを考えていたらしい。


俺と同じように海を見ていた。




「なー、水城?」




俺はタンタンタンと軽快なステップで石段を降りて行きながら水城に尋ねる。




「他の奴らは? 隼人とか輝とかと同じ部屋だったよな?」


「あ~……あいつらはナンパするとか言ってさっさと出てった」


「ナンパァ!?」




輝ならまだしも隼人が!?




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