boyshな女の子
昼前だからか、結構混んでいる。
けれど、一カ所だけ広く空いたスペースがあった。
そこの旅館に泊まってますと告げると、そこに案内された。
そして倒れてる人影が1つ。
「あー、水城に矢川! やっと来たか」
そう言って立ち上がったのは隼人だった。
「失敗したのか?」
「全滅ww」
当然の結果だな。
倒れている輝に近付くと、頭の下に水溜まりができていた。
座ってジュースを飲んでる隼人に尋ねる。
「何人に声かけたんだ?」
「確か………13?」
それを聞いた瞬間水城が後ろで吹き出した。