boyshな女の子
夏といえば…?
《華鈴side》
「なんだかんだ言って結構楽しめた気がする」
部屋に戻ると地べたに寝そべってポツリと呟く。
「最終的に全員で遊んでたよね! 楽しかったー!!」
そう、凪のいうとおり、逆ナンしてた子達も一緒によく分からない遊びをしていた。
なんか、ボールを落としたら負けみたいなやつ。
最初はどっちがモテるか確認しようってだけだったはずなのに。
何故か途中からそんな遊びになってしまった。
「とりあえず、この後どうする?」
凪は時計を確認するとん~、と悩む仕草をとった。
「晩ご飯は6時だよね? まだあと1時間もあるや~」
「じゃあ、風呂でも行く?」
「賛成っ!」
そうと決まれば、即行動。
俺らは着替えを持って部屋を飛び出した。