boyshな女の子
「おー、隼人。 お前一体どこ行ってたんだよ?」
「なんかな~、途中から記憶がないんだよ……」
何でだろ?と首をかしげている隼人の後ろでホッとする。
何か知らんけどラッキー!
グッと拳を握った時、隣で何かが弾けたような音がした。
「なっ! お前一体何してんだよ!?」
「ふつーに花火」
水城はさもなんでもないかのように言うと、続けて二本目の筒に着火する。
すると空高く上がる火柱。
それの近くにいた俺は慌てて後ろに跳ぶ。
「何か、あっちの花火すげーぞ!」
その声を境に沢山のクラスメイト達が集まってくる。