boyshな女の子
昼休み、華鈴は水城と一緒に教室を出ていった。
すぐに帰ってくるだろうと先に弁当を広げていると、案の定教室を出てから5分程で華鈴は戻ってきた。
「早かったね。水城君と何話してたの?」
すると華鈴は笑顔で悩み事について、と言った。
「じゃぁ、解決したんだ!良かったね」
「…何で分かったんだ?」
本気で驚いた顔をしている華鈴。
いつもポーカーフェースな華鈴には結構レアな表情だ。
「だって顔がスッキリしてるもん!!」
その答えに華鈴は、複雑そうな顔でぎこちなく笑っていた。